2026.09.17 導入事例

【同志社大学様】全国No.1のレンタル実績を誇る、学生目線の設置場所選定と学内周知の工夫

同志社大学では、今出川校地と京田辺校地にCHARGESPOTを設置しており、今出川キャンパスの良心館に設置したバッテリースタンドは、全国でも最多クラスのレンタル実績を記録しています。導入からまだ日が浅いにもかかわらず、なぜここまでの実績を上げることができたのか。導入をご担当された学生支援機構 学生生活課の山下様に、導入の背景から設置場所選定の工夫、学内での周知活動、そして運用面でのエピソードまで、幅広くお話を伺いました。

<導入情報> 同志社大学様

  • ご対応部署/学生生活課
  • 設置先/今出川校地(良心館、尋真館、志高館、寒梅館)、京田辺校地(ラーネッド記念図書館、同志社ローム記念館、山本覚馬記念アリーナ)
  • 設置台数(現在)/8台
  • 導入時期/2025年9月〜

近隣施設や駅の利用実績をきっかけに、学生生活の質向上を目指して導入

ーーまず、CHARGESPOTを導入したきっかけを教えてください。

導入を検討することになった最初のきっかけは、近隣のコンビニエンスストアや駅におけるCHARGESPOTの利用実績が多いということで、御社から学内設置のご提案をいただいたことです。

導入を決めた最大の理由は、学生のキャンパスライフの質を高めることに寄与できると考えたためです。学生のためになり、かつ大学として大きな障害が生じるものでなければ積極的に取り入れていくべきという考えのもと、検討を進めました。

ーー学内での意思決定はスムーズだったのでしょうか。

イニシャルコストがかからないこと、またバッテリースタンドをデジタルサイネージとして活用できる点が学内で高く評価されました。実際に日頃からモバイルバッテリーのシェアリングサービスを利用している先生もいらっしゃいましたから、スムーズに受け入れられたと思います。

ーー導入までのスピードも早かったと伺いました。

5月初めにお話をいただき、5月中旬には導入を決定、9月には本格的に稼働を開始しました。

学生が集まりコンセントが少ない場所を軸に、各部署と調整しながら設置場所を選定

導入当初から各キャンパスに設置しようということで、今出川キャンパスの良心館、新町キャンパスの尋真館、烏丸キャンパスの志高館、室町キャンパスの寒梅館、京田辺キャンパスのラーネッド記念図書館と同志社ローム記念館の計6か所に設置しました。

ーー設置場所はどのように決めていったのですか。

設置場所には明確な意図がありました。学生が長く滞在する場所であることに加え、コンセントが少ない場所を条件として選んだ結果、ラウンジが最も適していると判断しました。ラウンジがない建物については、人通りが多く目につきやすい場所を選定しています。例えば、ラーネッド記念図書館のエントランスや同志社ローム記念館のエントランス、尋真館のエントランス(給水器の横)などで、いずれも学生や来訪者が自然と集まる場所です。

尋真館にはラウンジもありますが、すでにコンセントが設置されていたため、利用ニーズを考慮し、あえてエントランス側に設置しました。設置後は、後ろの壁の色や建物の雰囲気にも自然と馴染んでおり、元からそこにあったかのような一体感があります。

ーー逆に、設置できなかった場所もあったのでしょうか。

通行の妨げになる可能性がある場所は避けています。非常時にバッテリースタンドが倒れて通路を塞ぐ可能性がある場所や、教科書販売期間中に看板などが設置され、一時的に通行の妨げとなる場所については、設置を見送りました。また、設置にあたっては、各場所を所管する部署へ個別に連絡・相談し、安全面や運用面について確認を行いながら、一つひとつ調整を進めていきました。

ーー導入後、学生からの反応はありましたか。

学生から「(チャージスポットを)置いたんですね」と言われることもあり、学生の間で自然と認知が広がっていったようです。

また、設置した当日には、バッテリースタンドの近くにある事務室へ学生から「これって使えるんですか」と問い合わせがあったと聞きました。この出来事からも、学生が以前から充電できる場所を気にしており、こうしたサービスへのニーズがあったのだと実感しました。

ーー導入前から「コンセントが足りない」という声はあったのでしょうか。

利用者から直接「コンセントを設置してほしい」という要望があったわけではありませんが、そう感じていた学生は多かったかもしれません。

特に最近は、京都の厳しい暑さも手伝って、移動中や学内でハンディファンを利用する学生が増えており、その充電需要が非常に高まっているように感じます。表立った要望にはならずとも、持ち運び端末の充電機会を求めている学生は多くなってきていると思います。

試験導入というタイムリミットの中、全力で学内周知に取り組む

ーー学内への周知はどのように行っていますか。

学生・教職員が利用するポータルサイトへの掲載は、私が担当しています。一方、InstagramやXへの投稿は学生生活課で作成した文案を広報課に共有し、内容を調整のうえ掲載してもらっています。また、ホームページのニュース欄への掲載は、学生生活課で対応しています。

ーー周知活動に力を入れた背景を教えてください。

今回はまず1ヶ月間のトライアル導入からスタートしました。

期間を9月中旬から10月中旬に設定したのは、休講期間と開講期間の両方の利用データを集めて比較したいという狙いがあったからです。ただ、最初の2週間が休講期間で学生がキャンパスにあまり滞在していないため、営業担当者から「認知期間が短くなるのでは」というご懸念をいただいていました。

だからこそ、限られた期間中にできるだけ多くの学生に知ってもらうために周知活動に力を入れました。結果として、今後の伸びしろを可視化する貴重な判断材料を得ることができました。

同志社大学のCHARGESPOTは全国トップクラスのレンタル実績

ーー導入後、レンタル実績はどのように変化していますか。

導入以降、利用数は右肩上がりで伸び続けています。
今出川キャンパスの良心館が全国トップの実績を誇っているほか、(写真にある)京田辺キャンパスのラーネッド記念図書館や尋真館などのバッテリースタンドも、それぞれ単体で「テーマパーク並み」のレンタル数を記録していると伺っています。営業の方からそのお話を伺った際は本当に驚きましたし、学生の利用回転率の高さを実感しています。

ーーキャンパス割(1時間無料)の反響はいかがですか。

導入当初は休講期間であったことやキャンペーン情報がサイネージにうまく反映されていなかったことから、利用者数が伸び悩んでいました。ですが、サイネージに反映され授業が始まると、利用数が大きく伸びました。学生からも「1時間無料なんですよね、それなら借りよう」という声を聞くことがありますし、返却時間に間に合わせようと小走りでチャージスポットに向かう学生の姿を見かけることもあります。

トラブルにも柔軟に対応できる運用体制

ーー運用面で気を付けている点はありますか。

レンタル数が多い分、バッテリーの取り違えや忘れ物といった細かなトラブルは発生します。ただ、返金が必要な場合は御社にご対応いただき、忘れ物は門衛所で5日間保管した後に学生生活課で回収・返却するなど、適切な運用ルールを整備しているため大きな問題には至っていません。また、レンタル数の増加に伴い、門衛所と連携し民間ラウンダーの学内立ち入りを解禁しました。

ーーサイネージの運用はどのように行っていますか。

以前は1ヶ月に1回依頼する形式で、依頼内容の管理も煩雑でしたが、現在は必要なタイミングでコンテンツを入れ替え・削除できるようになり、非常に使いやすくなりました。また、今出川校地と京田辺校地で日程や内容が異なる案件もあるため、筐体ごとに配信内容を分けられる点も助かっています。

ーー他部署との連携はありますか。

バッテリースタンドを設置させてもらっている場所を所管する部署が、掲載したい内容を優先的に掲載できるようにしています。所管部署から特に掲載したいものがない場合は、学生支援機構側で自由にコンテンツを掲載する形にしています。これまでには本学職員募集の動画、100円朝食・昼食の案内、歯科健診・献血の案内、京田辺校地40周年イベントの案内などを掲載してきました。

ーー他の周知手段と比べて、サイネージの効果はどう感じていますか。

学生向けのポータルサイトは開設して比較的まだ新しく、開封率は決して高くありません。それに比べると、キャンパス内を歩く学生の目に直接入るサイネージは、周知手段として非常に効果が高いと感じています。実際に、歯科健診のサイネージを見た学生がその場で受診に向かう姿を目にしたこともあり、効果を実感する場面がありました。

学生・大学双方にとってのメリットがある

ーー他大学の担当者にすすめるとしたら、どのような点を伝えますか。

大学のニーズや施設環境にもよるとは思いますが、学生の需要は非常に高いと感じています。大学の運営側からすると、学生に向けての良いサービスであるという点にプラスして、サイネージとして活用できる点の魅力も大きいです。学生にとってはモバイルバッテリーを無料で借りられることが大きなメリットになりますし、多く利用してもらえればサイネージを見てもらう機会も増えるので、学生にとっても大学にとってもWin-Winの関係になっていると思います。イニシャルコストがかからない点も含めて、設置場所を確保できるのであれば、導入価値の高いサービスだと感じています。

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