<企業情報>
ファーストキッチン株式会社様
日本発のハンバーガーチェーンとして誕生した「ファーストキッチン」、そしてアメリカ発のハンバーガーチェーン「Wendy’s」とコラボレーションした「ウェンディーズ・ファーストキッチン」を展開するファーストキッチン株式会社。「ファストフードの新しい価値を創造し、都市生活者のニーズに応え、地域社会へ貢献する」の企業理念のもと、お客様にオリジナリティあふれる価値を届けています。
同社では、スマホの充電をしたいというお客様のニーズに応えたいが、大がかりな設備投資は難しいという課題を抱えていたといいます。今回は、社長室IT課の石井様にChargeSPOT導入の背景や経緯、導入後の効果などについて伺いました。
ーーまずはChargeSPOT設置前に抱えていた課題を教えてください。
「お客様の『スマホの充電』に対するニーズに応えたい」という課題がありました。
ファーストフード店にとって、充電設備があるかどうかはお客様がお店を選ぶ際の重要なポイントの一つで、高いニーズがあります。充電したいお客様が多いため、充電できる席はいつも取り合いになってしまうくらいです。
そのため、充電できる席が空いていなければお客様が他店へと流れてしまうかもしれません。充電できないことが来店を妨げている可能性もあります。
お客様のニーズを満たし満足度を高めるため、そして集客を強化し売り上げをアップさせるためには、充電設備を整える必要がありました。
ーー充電できるかどうかはお客様満足度や集客にも影響するのですね。充電設備がある席を増やすことは難しかったのでしょうか?
客席に充電設備がない店舗も多数あり、全ての店舗で設備投資をすぐに行うことは簡単ではありません。充電設備を設置する場合は店舗を1日休業させて工事を行うしかなく、そのためだけに休業するのは費用対効果の面で説明が難しいでしょう。
改装のタイミングに合わせて充電設備を設置する方法もありますが、充電設備以外も含めると路面店の改装には少なくとも1,000万円以上かかってしまいます。1店舗で1,000万円以上かかることを考えると、全店舗で充電設備を整えるのは現実的ではありません。
できれば大がかりな設備工事を行わず、お客様の「スマホ充電」に対するニーズを満たしたい、というのが当社の本音でした。
ーーChargeSPOTを知ったきっかけについて教えてください。
都内では多くのコンビニにChargeSPOTが設置されているので、以前から見たことがありました。
実際に、友人との旅行で滋賀県の比叡山に行った際、その便利さを実感したエピソードがあります。友人のスマホの充電がなくなってしまいそうで困っていたときに、比叡山の駅でChargeSPOTを見つけ、おかげで友人は充電がなくならずに済みました。実際に使っているところを見て、非常に便利だと感じたことが印象に残っています。
その後、偶然にもINFORICH様からChargeSPOTをご案内いただき、上記のエピソードでその便利さが印象に残っていたこともあり、導入を前向きに検討し始めました。ChargeSPOTの利用が、普段は来店されないお客様の来店のきっかけになるはずだと考えたのです。
ーーChargeSPOTを設置するにあたり、他のサービスとの比較検討はしましたか?
他社が提供する同様のサービスとの比較検討はしていません。同様のサービスの中でもChargeSPOTは最もメジャーなサービス※であり、普段生活している中でも一番よく目に入るので、集客につながりやすいと考えたからです。
※モバイルバッテリーの設置台数40,000台で日本でのシェア1位(2023年6月時点)
また、ChargeSPOTのコンセプトと当社の経営理念が合致している点も導入を後押ししました。当社の経営理念は「ファーストフードの新しい価値を創造し、都市生活者のニーズに応え、地域社会へ貢献する 揺るぎない信頼 あくなき創造 果敢なる挑戦」です。お客様の「スマホの充電」というニーズに応えるChargeSPOTの設置は、当社の経営理念である「都市生活者のニーズに応える」に合致しています。
ーー導入する際に、不安な点や課題となった点はありましたか?
社内では「本当に効果があるのか」という懐疑的な声も一部でありました。そこで、テストマーケティングとしてまずは12店舗に導入し、段階的に進めることにしました。
2日間調査をしてみたところ、ChargeSPOTを利用した人の34%ものお客様が商品も購入しており、しかもそのほとんどがセットメニューだったという結果でした。充電に対するニーズを満たすとともに、予想以上に売り上げにも貢献することがわかったのです。
売り上げへの貢献が実証できたこともあり、本格導入時に社内で反対の声はありませんでした。
ーー店舗に設置する際は、スムーズにできましたか?
本体をコンセントに挿すだけで完了するので、設置自体は全く難しいことはありません。最初にやることと言えば、どこにChargeSPOTのバッテリースタンドを置くかを考えることだけです。置き場所のサイズを測ったり、電源が近くにあるかどうかを確認しました。
店舗の奥に設置すると、お客様が充電のためだけに入りにくいというデメリットがあります。お客様の目に留まりやすく気軽に使える場所が良いので、入り口付近やレジ付近に設置することにしました。
顧客利便性の向上や集客施策、災害時対策にもつながるChargeSPOTの設置について詳しく知りたい方はこちらの資料をぜひご覧ください!
ーーChargeSPOTを設置して、どのような効果がありましたか?
現在では、運営する全店舗のうち約半数である50店舗にChargeSPOTを導入しています。本来であれば充電設備を設置するのに必要な改修工事によるコストがかからず、スマホの充電に困っている方のニーズに応えられるようになりました。
利用者数は順調に増えており、やはり需要は大きいと感じています。設置している全店舗で合計すると、多い月では月間約4,500人が利用(貸出・返却)してくださっています。例えば下北沢の店舗では、夕方にはモバイルバッテリーが空になる日も多くあるほど人気です。
ーーChargeSPOTの設置による集客効果はいかがでしょうか。
ChargeSPOTのアプリがエリア集客に効果的だと感じています。アプリでは、地図上に設置スポットが表示され店舗情報が紹介できるため、近くにいる人へ店舗の存在をアピールすることが可能です。通学や通勤でよく行くエリアの設置スポットを調べることで、日常的にそのエリアにいる方に店舗を知ってもらえます。
SNS広告などは全国に向けた集客施策も実施していますが、ChargeSPOTは近くにいる人へ店舗の存在を知ってもらえる新しい集客施策だと考えています。
たとえ、すぐには来店しなかったとしても「ここにファーストキッチンがある」と認識してもらえることは、次回の来店につながる大きなきっかけになるはずです。また、最初はChargeSPOTの利用が目的で来店されたお客様が、商品を気に入ってくれて常連になっていく可能性もあるでしょう。
ーーテストマーケティングではChargeSPOTが売り上げにも貢献しているとのことでしたが、本格導入後はいかがでしょうか。また、売り上げ向上のためにChargeSPOTを使って工夫していることはありますか。
店舗スタッフからは、ChargeSPOTの利用が目的で来店されたお客様が商品も購入していくケースが多いとの声をよく聞きます。
工夫としては、ChargeSPOTのサイネージを活用して広告動画を放映しています。サイネージの広告は、本部で6種類の動画を用意しました。「ついで買い」しやすい、ドリンクやサイドメニューを中心とした手頃な単価の商品をおすすめしています。予想以上に多くのお客様に見ていただいているので、売り上げアップに貢献していると実感しています。
ーーほかにも想定していなかった効果はありましたか?
電気代を少し懸念していましたが、その点は全く問題ありませんでした。また、新しいものを導入する際は、いろいろとスタッフへの負担がかかりがちです。ChargeSPOTは導入や管理に手間がかからないので、店舗スタッフへの負担がないことも嬉しいポイントでした。
ーー今後はどのようなChargeSPOTの活用をお考えですか?
サイネージの有効活用、利用者へのクーポン配布など、さらなる活用を考えていきたいです。
サイネージでは、モバイルオーダーもできる公式アプリの登録を促したり、地域によって放映する内容を変化させるなど、有効な広告を検討していきたいと思っています。ChargeSPOT利用者へクーポンを配布することで、さらに売り上げにつながる仕組みも作れそうです。
現在導入している50店舗でしっかり結果を出し、その後はフランチャイズやフードコート店舗へも展開したいと考えています。フードコードの店舗では置き場所があまりないという課題がありますが、狭いスペースで設置できる方法もあると聞いたので、ぜひ検討したいと思っています。
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